パッチパネルとは【仕組みと利点を解説】

本記事ではパッチパネルの仕組みと、ネットワークに導入するメリットを解説します。
中~大規模ネットワークでは案件予算の都合や、責任分界の観点からよく導入されていますので、構成の参考にしていただければ幸いです。

パッチパネルの仕組み

下図の通り、対となるパッチパネルとそれを繋ぐケーブルで構成されます。
やっていることはシンプルで、LANケーブルや光ケーブルの間に同じケーブルを挟んでいるだけです。
(スイッチングハブの様な電気信号を増幅させる機能はないので、伝送距離は伸びない)

パッチパネルを導入する利点

シンプルな機材ですが、思ったより利点があります。

①拡張を見込んで予めケーブルを敷設して費用節約

たとえば下図の構成において、
コアスイッチと接続される新しい機器を4Fに設置する場合、1F-4F間のケーブルが必要になります。
階を跨ぐケーブル敷設は費用が高いので、構築の都度、ケーブル敷設するのは無駄なコストになります。

下図の構成の様に、予め余分にケーブルを引いておき両端をパッチパネルに収容しておけば、
新しい機器を設置する要件が発生しても、短い距離のケーブルを追加するだけで接続可能になります。
(破損時の交換部材も短いケーブルで済みます)

②ケーブル配線を綺麗に出来る

都度、少量のケーブルを敷設する運用だと、どうしてもラック内配線や床下のケーブル管路がゴチャゴチャになります。
パッチパネルは上で説明した通り、纏まった本数のケーブルを一気に敷設できるので、
結果的にケーブル配線が綺麗にできます。

③責任分界点を分けやすい

中~大規模ネットワークではネットワーク管理部門とサーバ管理部門が別組織だったりします。
その場合、構築/保守フェーズにおいてケーブル準備やケーブル結線を誰がやるかの責任範囲を決めます。
両者の責任範囲の境界が責任分解点となりますが、パッチパネルを分界点にすることがあります。

責任分界点の例

似た機能を持つもの(ローゼット・情報コンセント)

ローゼットや情報コンセント呼ばれる機材も、パッチパネルと同じような働きをします。

こういった管理性や拡張性をサポートする機材は業務ならではの物なので、
ネットワークエンジニアとしては是非押さえておきましょう。

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